Small Talk 2

旅の記録 + ちょこっと日常のあれこれ を綴ります

チャドルと生きる 

2010/03/20
Sat. 16:40

ゴールデンウィークにはイラン旅行をする予定のワタクシ、『チャドルと生きる』(2000年/イラン 原題:Dayereh [The Circle])を見てみた。

チャドルと生きる

=概要=

女の子の赤ちゃんが誕生。「検査では男の子と言われたのに。娘が離縁されていまう」と嘆く母親。子どもの誕生を連絡するため姉妹(?)が公衆電話に向かうと、その公衆電話のシーンからカメラはそこにいた女性2人を追う。
彼女たちは何かから逃げており、またパレという女性を探しているらしい。そのうちの1人の若い女が故郷に帰るバスの切符を買おうとすると、身分証も同伴者もいなければ切符は売れないと言われてしまう。学生だと言って切符を売ってもらい、故郷にいる恋人にみやげを買いに行くが、バス乗り場では警官が厳重な検査をしていたため、彼女は再びパレを探しに行き、そこからカメラはパレを追う。
パレも刑務所を脱走した1人だった。しかし、実家に戻ると「恥さらし!」と家族に罵倒される。しかもパレは妊娠しており、父親は獄死していた。中絶を望むパレは刑務所で知り合い、今は病院で働いていて医師と結婚した仲間を訪ねるが、中絶を手助けすることはできないと断られる。
その帰り、パレは、わが子(女の子)を町に置き去りにしようとしている女に出会う。自分の娘でいるより、新しい家族の下で、または施設で育つほうがよいと話す女。
さらにその女がタクシーに乗ると、他のタクシーの運転手が娼婦を乗せたと警官に呼び止められていた。娼婦は警察に連行される。最後に留置所が映り、刑務所を脱走した女性たちがここに留置されていることがわかる。

=感想=

男の子を産まなかったら離縁されてしまうとか、身分証がなければ女性が1人でバスに乗れないとか、チャドルを着ていないと病院に入ることを許可されないとか(貸してはもらえたけど)、厳しい制約の中で生きる女性を描いている作品なのだけれど、どこが舞台なのかなぁ?
旅行前に少し調べたところ、テヘランの女性なんかは色とりどりのスカーフでおしゃれをして町を歩いて、仕事もしていたりしていて、もう少し解放されているように映ったのだけれど。
この作品は2000年の作品なので、10年経った今は少し状況が変わっているのだろうか。それとも、報道されているようなテヘランの女性はごくごく一部であって、イランの大多数の女性はこの作品で描かれた世界で生きているのだろうか。
旅行では、観光地しか訪れないのでわからないかもしれないけれど、自分の目で見て確かめたいと思った。

英題(たぶん原題も)は、“The Circle”。
この作品の展開と、結局はどこへも逃げられない彼女たちのことを、これほど端的に表す言葉もないだろう。
どうやったらこのサークルを断ち切ることができるのか。彼女たち自身ではどうにもできないことなのだろうか。
そもそも彼女たちは、なぜ刑務所に入らなければならなかったのか。
ワタクシにはわからないことが多すぎて、消化不良な感は否めない。


=評価=
★★☆(2.5 / 満点は★5つ)
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