Small Talk 2

旅の記録 + ちょこっと日常のあれこれ を綴ります

【エチオピア・ダナキル砂漠旅行:3日目(その1)】
(メケレ → アハメッド・エラ → ダロール火山)


ethiopia2-1.jpg朝5時起床。まだ夜が明ける前、5時40分にメケレのホテルを出発。5台の四駆(ランクル)に分乗して一路、この旅のハイライト、ダナキル砂漠へと向かう長距離ドライブが始まった。メケレは標高2,000mを超える高地にあるため、朝はけっこう涼しい。
まだ暗い中、車道を往くラクダのキャラバン(→)に遭遇。このラクダは、砂漠で働く人たちに生活に必要な物資を届けに行くのだという。

ドライブを始めてしばらくは、舗装された道路をひた走る。
乾季に当たるこのシーズンは、通常雨が降ることなどないのに、この日はしとしとと霧雨が降り、現地ガイドさんやドライバーさんたちもびっくり。車の窓の外も真っ白で、かなり視界が悪かった。

2時間ほど走ったところで、キャラバン・ステーションを通りがかった(↓)。
キャラバンが休憩するところで、ラクダが背中から荷を下ろし、草を食んだりのんびりと過ごしていた。
(写真からも、天気の悪さがわかるでしょ?)
ethiopia2-2.jpg ethiopia2-3.jpg

ethiopia2-5.jpg8時ごろにベル・アハレ村に到着。
ここでこれからダロール地区へ入るための事務手続きを済ませる。事務手続きには時間がかかるとのことなので、ここで地元のカフェ(?)待合所(?)で、エチオピアの伝統的な淹れ方(コーヒー・セレモニー)で淹れたコーヒー(→)をごちそうになった。コーヒー・セレモニーは、床に青草を敷き、火鉢を用意してお香をたくところからスタート。
まだ生のコーヒー豆(緑色)のものを火鉢で煎り、香りを客人に楽しんでもらう。煎った豆を鉄の棒(小さい杵のようなもの)で細かく砕いて粉にし、水と一緒に沸かす。こういう工程に時間がかかるので、おつまみにポップコーンが用意される。
コーヒーは正式なセレモニーでは一人当たり3杯淹れられるのとのこと。1杯目が一番濃く、2杯目はだいぶまろやかになる。3杯目はすでに薄いので、ミルクを入れたりして子供でも飲めるのだとか。
ethiopia2-4.jpgコーヒーをいただきながら時間を潰していると、添乗員さんが「塩の取引所にラクダが到着しましたー!」と知らせてくれた。この休憩所のすぐそばには、砂漠の塩田から運ばれてきた塩のマーケットがあったのだ(←)。
ラクダが背負っているブロック状の塩は、だいたい1枚3㎏程度

午前10時ごろ、アハメッド・エラのキャンプ場に到着。
このキャンプ地は、ダロール地区やエルタ・アレ火山を訪れる観光客が利用するところとして一般的。
ワタクシたちも今晩はここでキャンプの予定だったのだけれど、季節外れの雨によってここからエルタ・アレ火山へ続く道が冠水してしまったため、急遽旅程を変更し、別のキャンプ場で泊まることになったので、結局このキャンプ場は利用しなかったのだけれど、ゴミの量が多くとても衛生的とは言えないところだった。
ダナキル砂漠は、エトルリアとの国境にまで広がっているため、ツアー・グループにもエチオピアの軍人が同行することになっているようで、ここで軍人3名が加わった。





ethiopia2-6.jpgキャンプ場から30分ほど走ったところで、塩の採掘場(←)に到着。
かつてこの地は、アラビア半島と陸続きになっており、それが大地溝帯の活動によって離されたのち、海水が干上がったことにより、今ではここに塩田が広がっている。
このアファール盆地と呼ばれる地域(ダナキル砂漠を含む一帯)は、海抜マイナス100m以上、地球上でもっとも平均気温が高い場所のひとつ。通常の乾季であるならば(乾季は気温が低い)、気温は30~40℃くらいとのことなのだけれど、何度も触れているようにワタクシたちが訪れた日は奇跡的に涼しい日だったこともあり、塩田で働く人々も、暑さでばてることもなく、仕事に精が出ているようだった。
ethiopia2-7.jpg塩のブロックは、てこの原理を用いて、まずは大きな塩の塊を地面から掘り起こし(写真↑)、そのあとで、整形して一定の大きさのブロックに整えていく(←)。これらの作業は分業制になっていて(各作業にスペシャリストがいる)、1グループ3~4人の人間とラクダで1つのワーキング・グループが作られているのだとか。
ethiopia2-8.jpgさらにランクルは進み、ダロール地区へと向かう。
この地域はさすがに雨は降らないが、高地で降った雨が地下水となり、その地下水があふれてきて冠水してきていたため、通常であればカラカラの砂漠であるはずの場所が、この通り、一面の水たまりになっていた(←)。
この冠水のため、残念ながら、大地から硫黄が湧き出ている硫黄泉は観光できず(なぜなら完全に水につかってしまったから)、また高さ50mほどの塩の奇岩群も遠目に眺めるのみ(近くに行こうとした別のツアーグループの車が水&泥にはまって身動きが取れなくなってしまったらしい)となってしまった。
まぁ、自然が相手のことだから、こんなハプニングもありますよね
ethiopia2-9.jpg一面の水たまりを、慎重にそろりそろりと走ることさらに1時間半、ようやく(予定よりずいぶん遅れて)、ダロール火山(←)に到着!
ダロール火山は、山頂の標高は、海抜マイナス48m、世界で最も低い火山の噴火口。山頂が海抜マイナスって、なんだか奇妙ですねー。

冠水のため、何やら島に上陸したみたい(笑)、ここから溶岩でザクザク、ゴツゴツした道なき道を、高低差50mほど登ります。
溶岩が冷え固まった地面は、紫色、黄色、茶色、緑色・・・いろんな色があって、かなり不思議な光景でした。
ethiopia2-10.jpg30分程度の登山の途中には、こんな大量のエビの尻尾が並んでいるような地形(←)や、
ethiopia2-11.jpg木の切り株みたいな、天然のテーブル&椅子ができている地形(←)など、目まぐるしく景色が変わり、歩いていてとっても面白かった。
気温もたぶん25℃程度で、全然暑くなかったのも幸いだった。通常のこの時期だと、やっぱり40℃近く気温があって、30分歩くのもかなりしんどいらしいので。

山頂の絶景は、(その2)に続く。


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