Small Talk 2

旅の記録 + ちょこっと日常のあれこれ を綴ります

風景画の誕生展@Bunkamura ザ・ミュージアム 

2015/09/13
Sun. 18:44

Bunkamuraで開催中の、『ウィーン美術史美術館所蔵 風景画の誕生』を見てきた。
ちょうど、ウィーン美術史美術館には、先月訪れたばかり。ちょっと親近感がわいた展示でもあった。
genesisoflandscapepainting2015.jpgヨーロッパにおいて、独立した風景画がどのように誕生していったのか?という、ちょっと変わったテーマでの展覧会。風景画発祥の地と言われるフランドル地方の絵画をたくさんコレクションに持っているウィーン美術史博物館にとっても、初めてのテーマだったようだ。

第1章 風景画の誕生 - 第1節 聖書および神話を主題とした作品中に現れる風景では、人物が中心の宗教画の窓の外が描かれたり、人物たちの背景として風景が描かれている絵画が多く展示されていた。
印象に残っているのは、初めて「風景画家」と呼ばれたフランドルの画家、ヨアヒム・パティニール(1480年頃 - 1524年)の『聖カタリナの車輪の奇跡』ペーテル・ファン・アーフォント、ヤン・ブリューゲル(子)の『幼児ヨハネと天使のいる聖家族』ヒエロニムス・ボスの模倣者による『楽園図』など。

第2節 1年12ヵ月の月暦画(カレンダー)中に現れる風景では、レアンドロ・バッサーノの月暦画(1~8月、11月)と、マルテン・ファン・ファルケンボルフの月暦画(1、4、7、11月)が展示されていた。月暦画は、その月の農作業などが描かれていてなかなか面白かった。
たとえば、2月は謝肉祭の様子、5月はチーズとバター作りの様子、8月はブドウの収穫に備えてのワインの樽作りなど。
マルテン・ファン・ファルケンボルフの月暦画は、農作業のモチーフの他、風景として遊んでいる子供たち(冬であればスケート、夏であれば水遊びしている姿)が描かれているのも印象的だった。

第2章 風景画の展開 - 第1節 自立的な風景画で印象に残っているのは、ルーカス・ファン・ファルケンボルフの『盗賊の奇襲が描かれた高炉のある山岳風景』。盗賊から逃げている旅人の表情がリアルだった。
宗教改革を経て、偶像崇拝を嫌ったプロテスタントたちが、風景画そのものを楽しむようになったのだという。

第2節 都市景観としての風景画では、イタリアのヴェネツィアやローマなど、旅人が好んで訪ねた場所の風景画が展示されていた。旅人のみやげとしても、この種の風景がは売れたのだという。

宗教画から風景画が独立していった様子はなかなか興味深かった。
ちょっと地味な作品が多かった気もするけれど・・・
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