Small Talk 2

旅の記録 + ちょこっと日常のあれこれ を綴ります

【バルト&アイスランド旅行:2日目(その1) タリン旧市街】


さて、今日はタリンの旧市街を散策
行きたいところがいっぱいあり、夕方にはリガ行きのバスに乗らなければならないので(しかも、乗りたかった18時30分発のバスは予約で埋まっており、17時発になってしまった)、時間節約のためホテルでタリンカードを購入。大半の観光スポットが無料で利用できるので、このカードはお得感あり。
まずは、ホテルからすぐ近くの旧市街の入り口、ヴィル門(↓)へ。朝9時ごろなので、まだ観光客はおらず、静まり返っていた。
その後、“短い足”という意味のリュヒケ・ヤルク通り(→)を通って、旧市街の山の手、トームペアという地区へ。day1-1-1.jpg
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トームペアは小高い丘になっていて市街が見渡せるため、歴史的に支配階級の人々が暮らすところで、下町とはこのリュヒケ・ピック通りと、“長い足”という意味のピック・ヤルク通りの2つの道で結ばれている。“短い足”のほうは庶民が、“長い足”のほうは貴族など支配階級が使っていたのだという。

↓写真左は、トームペア城
もともとは騎士団が造ったもので、以降代々、支配階級の居城となっており、現在でも政府機関や議会が入っているため、内部を見学することはできない。
トームペア城の向かいにあるのが、アレクサンドル・ネフスキー教会(↓右)。ロシア正教会で、エストニアがロシアから最初の独立を果たした際には移転計画があったというが、実現されずそのままになっているとのこと。議会の真ん前にロシア正教会があることを、エストニアの人々は快く思っていないのだという。
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こちらは、トームペアの展望台から見たタリンの街。ホントにおとぎ話にでてきそう!
そして、これ以上ないというくらいの快晴
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続いては、“トームキリク”と呼ばれる大聖堂(↓)。
13世紀にデーン人がトームペアを占領した時に造った、エストニア本土では最古の教会。内部はかなりシンプルな感じ。
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day1-1-8.jpgこちらは、トームキリクの塔の上からのトームペアの眺め
アレクサンドル・ネフスキー教会の向かいにある高い塔は、トームペア城の一部で、“のっぽのヘルマン”と呼ばれている。エストニアの国旗が掲げられ、国のシンボル的な存在なのだという。


day1-1-10.jpg続いて訪れたのは、“台所をのぞけ”というちょっと不思議な意味の名の塔、キーク・イン・デ・キョクへ(←)。高さは49メートルほどあり、この塔の上から下町の家々の台所がよく見えたことが名前の由来なのだとか。
このキーク・イン・デ・キョクの内部は、町の防衛と軍事を中心に資料を集めた博物館になっている(↓)。
特別展として、日本の“東北”をテーマにした展示もされていた。
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最上階はちょっと洒落たカフェになっていて、その窓から見るタリンの絵も、なかなかステキ(↓)。
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キーク・イン・デ・キョクには、この博物館の他、17世紀のスウェーデン時代に造られた、この塔の下から稜堡内に延びる地下道も公開されており、ガイド付きの“トンネルツアー”に参加すると見学することができる(人数制限があるため予約が必要。ワタクシは事前にメールで予約しておいた)。
このトンネルツアーの構成は、まずは15分ほどビデオを見てタリンの歴史を勉強し、その後、トンネル内に入っていく。トンネル内は、現在から過去、現在から未来、の2テーマがあり、まずは現在から過去にさかのぼっていく。
1990年代、ソ連からの独立直後には生活が苦しくなり家を失ったホームレスが寒さをしのぐためここで生活していたのだという。
1980年代にはソ連では認められなかったパンク・ミュージックの活動の場(↓左)として、第二次大戦中やロシア革命後の混乱時には防空壕として利用されていたのだという(↓右)。
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さらに過去には、この地下道の存在自体が忘れられ“伝説”になっていた時期があったことや、ロシア帝政時代には牢獄として使われていたこと、スウェーデン時代(17世紀)のこの地下道の建造方法、などの展示・説明もあり、非常に興味深かった。

現在から未来のコーナーでは、タイムマシン(?)に乗った後、2219年の世界へ。23世紀の人々に向け、21世紀のワタクシたちが使っていたもの(自動車やビール、ネクタイなどなどの日用品)を説明する展示が用意されていた(↓左)。
整備・公開されているトンネルはごく一部で、今後の整備計画もあるとのことなのだけれど、作業中に大変希少な蜘蛛(↓右)が見つかったとのことで、その蜘蛛の保護のため、計画を一部変更するかもしれない、とのこと。
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この地下道ツアー、決してお安くはないけれども(ツアー単体だと5.8ユーロ、博物館とセットで8.3ユーロ。タリンカードだと無料)、タリンの歴史に興味がある人には、かなりオススメ。

こちら(↓左)は、ネルツィトルンという名の塔。その意味は“乙女の塔”なのだけれど、実は売春婦の牢として使われていたのだという。この塔の前はきれいなお庭になっていて(“デンマーク王の庭”と呼ばれている)、ネルツィトルンの隣には、城壁を利用したカフェも設けられていた。
その隣の写真は、至る所で売られていたナッツを使ったお菓子。売り子さんの衣装も中世風で可愛らしい。
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以上でトームペア周辺の観光は終了。
“長い足”のピック・ヤルク通り(↓左)を通って下町へ降りた。ピック・ヤルク通りは支配階級が通っただけあって、“短い足”よりも勾配が緩く歩きやすい。タリンの街並みを描いた絵がたくさん売られていたけれど、じっくり見る時間はなく、ほぼ素通りしてしまった。。
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その隣の写真は、ピック・ヤルク通りの入り口を下町側から見たところ。門のようになっているところをくぐると、ピック・ヤルク通りに出るようになっている。

下町側の様子は、タリン(その2)同(その3)へ続く。

【旅する人への参考情報】

タリンカードの情報(日本語)へのリンク: http://www.tourism.tallinn.ee/jp/fpage/tallinncard

キーク・イン・デ・キョクのサイト(英語)へのリンク: http://linnamuuseum.ee/kok/en/
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