Small Talk 2

旅の記録 + ちょこっと日常のあれこれ を綴ります

rubens1.jpgBunkamuraで開催中の『ルーベンス 栄光のアントワープ工房と原点のイタリア』展に行ってきた。
新しくなった地下迷宮のような渋谷駅、めちゃめちゃわかりにくくて迷ったよ・・・トホホ

ルーベンスと言えば、ネロとパトラッシュ、『フランダースの犬』でおなじみ(ネロが最後に見たのは、アントワープ大聖堂にある『キリストの降架』という作品)。
あんなに悲しいアニメで(日本ではめちゃめちゃ)有名になったのに(?)、当のルーベンスはかなり幸せな人生を送った画家のようだ。美術を学ぶためイタリアに渡り、アントワープに戻って自分の工房を持ち、多くの弟子たちに制作を支えてもらい作品を量産、生前で名声を得て、2度の結婚で子どもにも恵まれ、さらに才能豊かで外交官としても活躍したという。

展示は、
第1章 イタリア美術からの着想
第2章 ルーベンスとアントワープの工房
第3章 工房の画家たち
第4章 専門画家たちとの共同作業

という構成。

印象に残っている作品は、
・ 日本初公開のルーベンス『ロムルスとレムスの発見』:狼に育てられたという双子が、すごく力強く描かれていた。
・ ルーベンス『復活のキリスト』:十字架にかけられた後、復活したキリストの肉体が、筋肉隆々というのはオーバーだけど、肉付きがよくこちらもダイナミックな感じだった。
・ アントーン・ヴァン・ダイク『悔悛のマグダラのマリア』:荒野を放浪し悟りを開いた(じゃなくて悔悛した)瞬間のマグダラのマリアを描いたもの。恍惚とした目、表情がなんだかちょっとエロチック。
・ ルーベンス&フランス・スネイデルス『熊狩り』:動物の絵を得意としたスネイデルスとの共作。熊、馬、猟犬などの動物がリアル!スペイン王のオーダーで描かれたものというのも納得の迫力だった。

rubens2.jpg絵や版画そのものもだけれども、それよりも(歴史浪漫好きのワタクシとしては)、ルーベンスの工房が大規模で組織化されていて、ある程度システマチックに作品が制作されていたということが興味深かった。油彩画のスケッチをもとに版画をつくって量産が可能になっていた一方で、最後にルーベンス自身が筆を入れて手直しをして完成させ、一定のクオリティを保っていたのだという。

ところで、今回の展示の音声ガイドがちょっと変わっていて、ペン型をしていた。
ペン先で音声ガイドシート(→)の絵・番号をタッチするとガイドが流れてくるというもの。最近の音声ガイドはこういう形が主流になってきているのかしら???
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2017-04