Small Talk 2

旅の記録 + ちょこっと日常のあれこれ を綴ります

息もできない 

2011/01/10
Mon. 21:05

知人が面白かったと話していたので、『息もできない』(2008年/韓国 原題:Breathless)を見た。

breathless.jpg

=ストーリー=

取り立て屋のサンフン(ヤン・イクチュン)は、情け容赦ない取り立て、暴力で同じ事務所の若い衆にも恐れられていた。そんなサンフンだが、不器用ながら、父のいない異母姉の息子ヒョンイン(キム・ヒス)を可愛がっていた。ある日、女子高生のヨニ(キム・コッピ)と出会い・・・

=感想=

暴力の見せ方とか、日本映画でもなく欧米の映画でもなく、韓国映画らしいなぁ・・・というのが最初の感想。
この作品の訴えたいことがイマヒトツよくわからなかったので、特典映像についていた監督であり主演のヤン・イクチュンのインタビューを見て、そうだったのか!(池上彰さん風)と腹に落ちた。

家族に暴力をふるうサンフンヨニの父親たちは、国家から犠牲になることを強要され(ヨニの父親に関しては、確かにベトナム戦争帰りという設定だった)、それに耐えられなかった男たちは、自分が支配できる弱い存在、家族を暴力で圧することでバランスを取らざるを得なかった、もちろん例外も多いだろうけれど、それがこの作品で描かれた“韓国の父親”像なのだ。

サンフンは母と妹を殺した父を憎んでいるが、だからこそ、父のいない甥に目をかけてやるのだ。自分のように、父の愛情を受けず育つとろくな男にはならない・・・そうも思ったのだろう、異母姉にしきりに再婚も薦めている。
父が自殺未遂を図り病院に連れて行った時、憎むと同時に父を愛していることにも気づいたサンフンヨニの前で涙をボロボロこぼすサンフンは、まるで少年そのものだったが、このとき、ようやくサンフンは大人になれたのではないだろうか。


非常に韓国映画らしい作品。嫌いでない人にはオススメ。


=評価=
★★★ (満点は★5つ)
スポンサーサイト

[edit]

CM: 0
TB: 0

page top

この記事に対するコメント

page top

コメントの投稿

Secret

page top

トラックバック

トラックバックURL
→http://small2talk2.blog13.fc2.com/tb.php/313-12adc68b
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

page top

2017-06