Small Talk 2

旅の記録 + ちょこっと日常のあれこれ を綴ります

イラン旅行 ~6日目(その2)~ 

2010/05/04
Tue. 23:12

【6日目 : シラーズ → ペルセポリス → ナクシェ・ラジャブ → ナクシェ・ロスタム → シラーズ → テヘラン】

iran2010-6-39.jpg朝イチで、シラーズにある、“マスジェデ・ナスィーロル・モルク”、通称“ローズモスク”へ。
その名のとおり、タイルにピンク色が多様されている美しいモスク。

ステンドグラスがあり、日が中に入るととても素敵♪
実は朝ホテルを出た時は曇っていてお日さまが出ていなかったのだけれど、ここに到着してしばらくすると幸いにも顔を出してくれた。
朝早い時間のほうが日が低くて建物の奥まで光が差し、より美しく見える。

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ローズモスクを見た後、ペルセポリス観光に行き、ナクシェ・ラジャブ&ロスタムを見た後シラーズに戻り、夕方観光したのが、バラの美しさで有名な“エラム庭園”
“エラム”とはペルシャ語で“楽園”の意味。
現在は、シラーズ大学(テヘラン大学、イスファハン大学に並ぶ名門国立大学)の所有になっていて、バラ園と、イラン中の植物が集められているという植物園の2つの庭から成っている。
庭園の中には、“エラム宮殿”(↓)という19世紀に建てられた宮殿もあった。
建物自体のデザインも凝っているけれど、漆喰、タイル、モザイクなどを駆使した装飾も見事で、19世紀の建築の最高傑作とされているらしい。ワタクシ個人的には、ちょっとごちゃごちゃしすぎてるなぁ・・・なんて思ってしまったのだけれど。
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バラ園には、真っ赤なバラはもちろん、真っ白なもの、ピンク色のもの、ピンクと白のミックス、黄色、黄色と白のミックス、ピンクと黄色のミックスなどなど、色とりどりのバラが咲いていた。
イランを旅行するのは、やっぱりバラの咲くこの時季が一番!
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さて、ここで時間を少し戻して。
ペルセポリス観光の後、遅い昼食をとってから向かったのが、ナクシェ・ラジャブというところ。
ここにはサーサーン朝(226-651年)時代の大きなレリーフが4つ残っている。
1つ目は、サーサーン朝を開いたアルデシール1世(在位226-241年)の戴冠式のレリーフ(↓)。
丸い輪をアフラ・マズダ神が王に授けている。アルデシール1世の後ろには、息子で後のシャープール1世(在位241-272年)も控えている。小さく描かれているのは幼い王子たち(?)、アフラ・マズダ神の後ろにいて体感の様子を見ていない(反対方向を向いている)のはお妃なのだという。
2つ目は、ゾロアスター教の聖職者カルティールのレリーフ。アルデシール1世の戴冠式のレリーフの左、大きな紙のようなものを読んでいる人がカルティールで、ガイドの説明によれば、その紙には、カルティールがいかに苦労してゾロアスター教をサーサーン朝の国教にしたかが描かれているらしい。
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3つ目のレリーフは、シャープール1世とその臣下たちのレリーフ(↓)。
馬に乗っている大きく立派な人がシャープール1世。
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もう1つ、シャープール1世の戴冠式のレリーフもあったのだけれど、シャープール1世については、この後訪れたナクシェ・ロスタムで説明することにし、以上でナクシェ・ラジャブはおしまい。

iran2010-6-34.jpgバスで移動していると、良質な絨毯を作ることでも知られる、カシュガイ族という遊牧民の家(テント)があったので、ガイドが機転を利かせて声をかけてくれ、カシュガイ族の女性にテントを見せてもらった。
女性に年齢を聞くなんて不届き千万だけれども、この女性は49歳とのこと。紫外線はやっぱり肌に悪いのねー。
iran2010-6-33.jpgナクシェ・ラジャブの近くには、ペルセポリスのレリーフのレプリカをおみやげに売っている露店があった。
“双頭の鷲”や“ダレイオス1世の戴冠式”など、かなりしっかり造られているように見えて3ドル~とお値段もお手ごろだったのだけれど、サイズが大きすぎる(日本人みたいに小さいものを好む観光客は多くない)こともあり購入せず。
iran2010-6-35.jpgナクシェ・ラジャブの次に訪れたのは、ナクシェ・ロスタム
ここは、アケメネス朝時代の王の墓が並んでいるところ。
クセルクセス1世、ダレイオス1世、アルタクセルクセス1世、ダレイオス2世の墓とされている。
ペルセポリスにあった(ペルセポリスの全景を見るため上った丘にあった)アルタクセルクセス2世の墓と同じ形。
彫られた十字の上のほうに、アフラ・マズダ神、従者に担がれた玉座の王という図も彫られている(この構図は、“百柱の間”のゲートのレリーフのものと同じ。アケメネス朝時代、好まれて使われた図なのだろう。
iran2010-6-38.jpgこちら(←)は、ゾロアスター教の寺院と言われている建物。良い状態で残っている。ヤズドにあった建物と同じ形をしている。


このナクシェ・ロスタムにも、サーサーン朝時代の立派なレリーフがたくさん残っており、最も有名なものが、馬に乗ったシャープール1世がローマ皇帝ヴァレリアヌスの右手をつかむ姿を描いた“騎馬戦勝図”
シャープール1世は、ローマ帝国と戦い、260年にエデッサの戦いに勝利した際に当時のローマ皇帝ヴァレリアヌスを捕虜とした。
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こちら(↓)は、“叙任式図”のレリーフ
左側の善の神、その乗る馬の足に踏まれているのは悪の神。右側はアルデシール1世で、その乗る馬の足に踏まれているのはサーサーン朝と戦ったパルティアの王を示しているとのこと。
ナクシェ・ラジャブにも“アルデシール1世の戴冠”のレリーフがあったけれど、絵が違って面白かった。アルデシール1世は、サーサーン朝を興した初代の王なので、神により王として認められたこと、つまり王朝の正統性を示す必要があったのかもしれない。
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ナクシェ・ロスタム観光後、シラーズへ戻り、シラーズ観光(前述のエラム庭園)をして、盛りだくさんな6日目の観光は終了。
夕食後、シラーズの空港から空路でテヘランへ飛ぶ
プロペラ機で羽の近くだったのでものすごくうるさくて、かつエアコンの効きが悪くて環境は悪かったけど、無事到着。ホテルに入ったのは深夜2時近くだった。
疲れたけど、充実した1日だった


以上で長い長い6日目終了。
明日は最終日、テヘラン観光をします。
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