Small Talk 2

旅の記録 + ちょこっと日常のあれこれ を綴ります

イラン旅行 ~2日目~ 

2010/04/30
Fri. 16:29

【2日目: テヘラン → コム → カーシャーン → イスファハン】


昨晩の到着が遅かったので、朝日を浴びて目を覚まそうと、朝食後にホテルの前をフラフラ散歩。
ホテルからは、まだその頂に雪の残るアルボルズ山脈の山々が見えた。

iran2010-2-1.jpg iran2010-2-2.jpg

宿泊したホテルはかなり立派なホテルで、数時間寝るだけという滞在がもったいなく感じられるほど。
庭もきれいに手入れされており、色とりどりのバラ、ガーベラやパンジーが咲いていた。
バラはもちろんのこと、さまざまな花々が咲くこの時期は、イランを訪ねるベストシーズンで、ワタクシもこれを楽しみにしていたので、朝からなんだか得した気分に。
iran2010-2-3.jpg iran2010-2-4.jpg

今日はバスに乗って、イランの最大の見どころの一つイスファハンへ向かうのだけれど、その移動中、2箇所ほど観光に立ち寄った。
1箇所目は、テヘランから南下すること130km余りのコムという町にある、ハズラテ・マースーメ廟
第8代イマームのレザーの妹ファーティメの霊廟で、シーア派の聖地とされており、金曜日の今日は多くの巡礼者でごったがえしていた。
青いタイルとムカルナス(=鍾乳石飾り)が見事!!!黄金の玉ねぎ型ドームはあまり趣味がいいとは思えないけど(笑)。

iran2010-2-5.jpg iran2010-2-6.jpg

ちなみに、シーア派には、礼拝の場であるモスク(ペルシャ語では“マスジェデ”)とは別に、“イマームザーデ”というイマームやその子孫にちなんだ聖なる場所があり、人々が参詣している。特に、シーア派十二イマーム派を国教としたサファヴィー朝時代(1501-1736)に、お隣のスンナ派宗主国オスマン・トルコに対抗する意味でも、サファヴィー朝領内にあるイマームザーデへの巡礼が奨励されたといい、このハズラテ・マースーメ廟もサファヴィー朝時代に造られたとのこと。

イマームザーデは神聖な場所なので、異教徒は中に入ることはできないけれど、専門のガイド(係員?)が立ちあえば、門をくぐることは可能。ただし、観光客といえども、女性はチャドルという頭のてっぺんから足先まで覆うマントのようなものを着なければならない。貸し出されたチャドルは、真っ黒なものでなく柄が入っていた(残念ながら、撮影禁止でカメラを門の外で預けたため、写真はナシ)。

iran2010-2-7.jpgハズラテ・マースーメ廟のまわりには出店がたくさん出ていて、コムの名物ソウハーン(←)もあちらこちらで売られていた。ソウハーンは、シナモンやピスタチオの入ったものすごーく甘い固めのクッキーで、チャイ(紅茶)と一緒に、少しずつかじって食べる。
ピンキリなのだろうけど、ここで売られていたのは1缶3~5米ドル程度。


イランと米国の関係を考えると意外な感じもするけれど、観光地では米ドル紙幣がそのまま使える。他方、クレジットカードは高級ホテルであっても使えない。
ちなみに、イランの通貨単位は“リアル”で、レートは1米ドル=10,000リアルくらい。ただし、バザールなどで買い物する時は、トマーン(1トマーン=10リアル)という単位がよく使われていたので注意が必要。


さらにバスに乗り南下、今日2箇所目の観光スポット、カーシャーンという町にあるボルージェルディーハー邸へ。
19世紀前半に建てられたカーシャーンの商人の私邸なのだけれど、中庭には大きな池があって、家というより宮殿といった趣き。
iran2010-2-8.jpg

カーシャーンは砂漠の中のオアシス都市で、夏の暑さが厳しいので、地下室が作られていた。
実際に地下室に入ってみたところ、ひんやりしてホントに涼しい~!
ガイドいわく、夏場は1階と地下室とでは20℃近くも温度が変わるんだとか。
その地下室の壁(たぶん。すでに記憶が定かでない・・・)の漆喰の飾りも見事だった。
iran2010-2-9.jpg

こちらは1階のドーム。
ずいぶん色がはげてしまっているけれど、これが一商人の家だとは・・・イランは今も昔もお金持ちはものすごーいお金持ちなんだろうなぁ。
iran2010-2-10.jpg

iran2010-2-11.jpgカーシャーンは伝統工芸も発達している町で、シルクの絨毯が有名。
手ごろなところでは、ローズオイル、ローズオイルを精製する過程でできるバラ水も有名とのこと。
30kgのバラの花びらを使ってようやく1瓶になるという小瓶に入ったローズオイルが60米ドル、小さなペットボトルに入ったバラ水(←)は2米ドルだった。
ちなみにバラ水は、化粧品として使うのではなく、お菓子に入れて使うもの。
イスファハンの名物のお菓子キャズ(ピスタチオの入ったヌガー)にもバラ水は使われており、そのほかアイスクリームやゼリーのようなお菓子にも使われていた。


カーシャーンの観光後、再びバスに乗りさらに南下、一路イスファハンを目指す。
イランの高速道路はかなり整備されていて、バスでの長距離移動もさほど苦にはならないのだけれど、検問が多くてしょっちゅう停められた。ガイド曰く、交通事故が非常に多いので検問で一度ストップさせているとのこと。

日暮れ前に、“世界の半分”と謳われたイスファハンに到着(イスファハンの町の説明は、3日目の旅行記に詳しく書く予定)。

夕食まで時間があったので、ハージュ橋を観光。
このハージュ橋は、イスファハンの町を東西に流れるザーヤンデ川にかかる、長さ133m、幅12mの2階建ての美しい橋。
iran2010-2-12.jpg
地元の人が、家族や同性の友人たちとたくさん夕涼みに来ていて、とっても賑やか。
しかし。さすがに戒律の厳しいイラン、外国人であるワタクシたち日本人は好奇のまなざしで見られ、声をかけられることはあれど、年頃の男の子のグループも女の子のグループをナンパしているような様子は一切見られず。イスラーム革命後、イランは小学校から高校まで男女別の学校教育が制度化されているので、こういう場所がチャンスだと思うんだけど・・・

お次はハージュ橋から2kmほど離れたところにある、33(スィー・オ・セ)橋へ。
長さ300m(長すぎてうまく写真が撮れず)、幅14mの大きな立派な橋で、橋の上部に33のアーチがあることからこう名づけられた。
iran2010-2-13.jpg

橋のたもとは公園のようになっているので、こちらもたくさんの人で賑わっていた。
日本ならば缶ビールで乾杯!となるのだろうけど、飲酒が禁じられているイランでは、皆が手に持っていたのはアイスクリーム(笑)。いろいろな種類があって美味しそうだった。

いったんホテルに戻り、夕食まで少し自由時間があったので、マドラセ(神学校)の建物を利用した高級ホテル、アッバースィーにあるチャイハネ(お茶屋さん)に行ってみる。
iran2010-2-14.jpg

時間がなくて残念ながらお茶はできなかったけれど、チャイ(小さなカップに入った紅茶)は1米ドルだったとのこと。
1米ドルでこんなに素敵なところでゆっくりできるなんて、イスファハンに住む人が羨ましいわ~!!!


以上で、2日目終了。
明日3日目は、イスファハンをたっぷり観光します!
スポンサーサイト

[edit]

CM: 0
TB: 0

page top

この記事に対するコメント

page top

コメントの投稿

Secret

page top

トラックバック

トラックバックURL
→http://small2talk2.blog13.fc2.com/tb.php/130-cd8e3d50
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

page top

2017-10