Small Talk 2

旅の記録 + ちょこっと日常のあれこれ を綴ります

ジェイン・オースティン 秘められた恋 

2010/03/27
Sat. 18:50

『ジェイン・オースティン 秘められた恋』(2007年/英国 原題:Becoming Jane)を見た。
『ペネロピ』『つぐない』でお気に入り俳優の一人となったジェームズ・マカヴォイが出演しているので、DVDレンタル開始を心待ちにしていたもの。

becomingjane.jpg

=ストーリー=

18世紀末。イギリスの田舎の貧しい牧師の娘ジェイン(アン・ハサウェイ)は、小説家を目指している。ある日、ロンドンで法律の勉強をしている青年トムに出会う。トムは判事である伯父に経済的に依存しているが、ロンドンでの放蕩ぶりを責められ、この田舎に住む親戚の家に遣られることとなったのだ。喧嘩を繰り返しながらもジェイントムはお互いに強く惹かれあうようになる。
そんな時、ジェインは、地元の名士レディ・グリシャム(マギー・スミス)の甥で富豪のウィスリー(ローレンス・フォックス)からプロポーズされる。お金はあっても愛のない結婚など考えられなかったジェインは断るが、愛はなくても生きていけるがお金がないと生きていけないとの母(ジュリー・ウォルターズ)の切実な説得もあり、再検討することにして・・・
=感想=

 ジェイン・オースティンの伝記を映画化したものなんだけど、まるで彼女の作品を映像化したような錯覚に陥った。舞踏会、散歩、手紙が重要な要素となっているところとか特に。
 もちろん、彼女の生きた社会が彼女の小説の舞台になっているわけだけれども、伝記の著者も映像化したスタッフも、ジェイン・オースティンの世界観をリスペクトしているんだなぁと思えるのはちょっと不思議。

 アン・ハサウェイは好きな女優ではないし、イギリスではジェイン・オースティンをアン・ハサウェイが演じることに批判も多かったようだけれど、意外にもはまり役。この頃はまだ痩せすぎてないしね。
 この作品中、トムは、放蕩息子、自信満々で傲慢な青年、恋をし、苦渋の決断をし・・・いろいろな表情を見せてくれ、ジェームズ・マカヴォイ好きのワタクシとしては大満足。
 トムの魅力なのか、ジェームズ・マカヴォイの魅力なのか、(ワタクシの中では)混然としてるけれど、ジェイン・オースティンがただ一人愛した男性として、魅力的な男性に描かれていたのもよかったと思う。

 しかし、「愛はなくても生きていけるがお金がないと生きていけない」というジェインの母の言葉が当然に受け入れられていた社会で、小説家として独身で自立したジェインは本当に強い女性だったのだと思う。
 他方、彼女の描く小説の主人公は(全部は読んでないけれど)、紆余曲折あっても最終的には理想的な結婚をしているわけで、この作品を見たら、トムとの実らぬ恋があったから6作の小説が生まれたとも言えるんだろうけど、でもやっぱりジェインも幸せな結婚を望んでいたんだろうな、と思って切なくなった。

 ラストシーンはどう考えてもフィクションっぽいんだけど、あれは実話じゃないよね?実話じゃなかったら(万一実話でも)、ラストシーンは不要だったと思っているのはワタクシだけではあるまい。


=評価=
★★★★(3.8くらい / 満点は★5つ)
スポンサーサイト

[edit]

CM: 0
TB: 0

page top

この記事に対するコメント

page top

コメントの投稿

Secret

page top

トラックバック

トラックバックURL
→http://small2talk2.blog13.fc2.com/tb.php/100-79e3ed72
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

page top

2017-06