Small Talk 2

旅の記録 + ちょこっと日常のあれこれ を綴ります

ソール・ライター展@Bunkamuraザ・ミュージアム 

2017/06/18
Sun. 14:35

Bunkamura@ザ・ミュージアムで開催中の、『ニューヨークが生んだ伝説 写真家ソール・ライター展』に行ってきた。

Saul Leiter Saul Leiter2


ソール・ライターは1950年代、ファッション誌のカメラマンとして仕事をしながら画家として絵を描き、1980年代に商業写真界から退いた後、2006年にに83歳で発表した写真集『Early Color』で再び注目された写真家。
ニューヨークのイースト・ヴィレッジに長年暮らし、そこから切り取った日常が彼の作品の真骨頂。

展示は、

1.ファッション 
2.ストリート (白黒写真)
3.カラー
4.絵画
5.ヌード (付き合っていた女性が被写体)

という構成。

被写体として傘がたくさん選ばれていたので、梅雨のこの時期は鑑賞に良いタイミングなのかも?
特別なところに行かなくても、日々の暮らしの中で見ている何気ない景色の中にも、美しいものがあるのだと、気づかせてくれる写真展でした。
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peterrabbit2016.jpgBunkamuraで開催中の、『ビアトリクス・ポター生誕150周年 ピーターラビット展』に行ってきた。

構成と、展示作品の感想などをメモ。

プロローグ
ピーターラビットの生みの親、ビアトリクス・ポターは、1866年ロンドン生まれ。上流階級に生まれ家庭教師により教育を受ける。
ペットの暗号で日記を書いていたらしく、その一部が展示されていた。

1章 ピーターラビットの誕生
ビアトリクスの家庭教師の息子が病気のときに、4匹のうさぎの絵手紙を描いて贈ったことがピーターラビット誕生のきっかけ。その手紙を受け取った少年は大事に保管していたとのことで、その写しが展示されていた。
『ピーターラビットのおはなし』は最初は自費出版され(私家版と呼ばれる)、安く制作するため手のひらサイズの大きさで、白黒刷りだった(なお、出版社に持ち込んだときにも、手軽に手に取れるようにと言っていたが、断られていたようだ)。

2章 絵本シリーズの世界
『グロースターの仕たて屋』、『りすのナトキンのおはなし』(大きな尻尾を帆にして川を渡る絵がかわいい)、『ベンジャミン バニーのおはなし』(玉ねぎをおみやげにするピーター(↑)がいじらしい)、『2ひきのわるいねずみのおはなし』、『ティギーおばさんのおはなし』、『パイがふたつあったおはなし』、『ジェレミー・フィッシャーどんのおはなし』(蛙が主人公。キモカワイイの元祖?)、『こわいわるいうさぎのおはなし』、『ずるいねこのおはなし』、『モペットちゃんのおはなし』(ねずみを捕まえる子猫モペットちゃんがかわいい)、『こねこのトムのおはなし』、『あひるのジマイマのおはなし』、『ひげのサムエルのおはなし』、『ジンジャーとピクルズやのおはなし』、『のねずみチュウチュウおくさんのおはなし』、『カルアン・チミーのおはなし』、『こぶたのピグリン・ブランドのおはなし』、『まちねずみジョニーのおはなし』などの口絵、挿絵がたっぷりと展示されていた。

3章 ビアトリクス・ポターの人生
湖水地方のスケッチのほか、ビアトリクス・ポターの肖像画、彼女が使っていたパレットなどが紹介されていた。
農場経営にも積極的で羊のブリーダーもしていたというのは驚き。彼女が暮らしたヒルトップ農場は、ナショナル・トラストにより管理され、今でも当時の状態を保っているのだという。

おはなしの内容は意外とダークだったりするけれど(ピーターのお父さんはパイにされてるし・・・)、ほんわか優しい挿絵たちに、癒されました。

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Liverpool.jpg渋谷のbunkamuraミュージアムで開催されている、『英国の夢 ラファエル前派展』に行ってきた。
リバプール市内とその近郊にある、レディ・リーヴァ―・アート・ギャラリー、ウォーカー・アート・ギャラリー、サドリー・ハウスの3館から成るリバプール国立美術館所蔵のラファエル前派の作品が集められた企画展。
ラファエル前派というのは、ルネサンスの巨匠ラファエル以前の絵画への回帰を唱えた一派で、ジョン・エヴァレット・ミレイ、ウィリアム・ホルマン・ハント、ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティを中心にした7人の若者が1848年に結成したラファエル前派兄弟団と彼らの影響を受けた画家たちのこと。

展示は、
第Ⅰ部 ヴィクトリア朝のロマン主義者たち
第Ⅱ部 古代世界を描いた画家たち
第Ⅲ部 戸外の情景
第Ⅳ部 19世紀後半の象徴主義者たち

という構成。

第Ⅰ部は、このポスターにも使われている『いにしえの夢 - 浅瀬を渡るイサンブラス卿』(馬が異常に大きい!)、恋人である兵士との別れを惜しむ女性のドレスの質感が素晴らしく描かれた『ブラック・ブランズウィカーズの兵士』など、ラファエル前派を代表する画家、ジョン・エヴァレット・ミレイの作品がずらりと並んでいた。
そのほか、写真のように細かく精緻な描写で印象に残ったダニエル・マクリースの『祈りの後のマディラン』、赤毛のゴージャスな女性を描いたダンテ・ゲイブリエル・ロセッティの『シビラ・パルミフェラ』なども見どころのひとつ。

第Ⅱ部は、ヴィクトリア朝時代の英国人が好んだ古代ギリシャ・ローマの世界、それも民衆の日常生活が描かれた作品が並ぶ。その代表的な画家、ローレンス・アルマ=タデマの作品は、20世紀のハリウッド映画にも影響を与えたのだという。

第Ⅱ部は、田舎の素朴な風景や暮らしの様子が絵画の題材となっていた。この背景には、産業革命が進んだこの時代、都市の住民にとっては農村での暮らしは憧れとなったことがあるという。

第Ⅳ部は、方向性の違いから短期間で解体してしまったラファエル前派兄弟団の後継者、エドワード・コーリー・バーン=ジョーンズ『デカメロン』や、ジョージ・フレデリック・ワッツ『十字架の下のマグダラのマリア』などが展示されていた。

これは絵を鑑賞するセンスのないワタクシの個人的な感想なのだけれども、ちょっと少女漫画チックというか(ロマン主義的というのだろうか)、キラキラ感のある絵が多かったように思う。

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eriksatie.jpgBunkamuraで開催中の、『エリック・サティとその時代展』に行ってきた。

エリック・サティは19世紀末から20世紀初頭にフランスで活躍した作曲家。
芸術家の集まるモンマルトルで活動し、画家のピカソや詩人のジャン・コクトーらと交流があったという。ひ

展示は、
第1章 モンマルトルでの第一歩
この章の展示は、主にモンマルトルのキャバレー『シャ・ノワール(黒猫)』のポスター。

第2章 秘教的なサティ

第3章 アルクイユに移って
この章の展示の中心は、エリック・サティ作曲、シャルル・マルタン挿絵の『スポーツと気晴らし』
ブランコ、釣り、ゴルフ、イタリア喜劇、テニス、などの作品が展示されていて、なかなか面白かった。

第4章 モンパルナスのモダニズム
この章の展示の中心は、台本:コクトー、音楽:サティ、美術・衣装:ピカソという物凄いメンバーによって生み出され、当時物議を醸したバレエ作品『バラード』のメモやスケッチ、楽譜など。
会場内に『バラード』を2007年に再現した公演ビデオが流れていて少し見たのだけれど、セーラー服を着た女子高生、馬、ピエロ、中国の曲芸師(?)なんかが舞台に立っていて、かなり奇妙な感じだった。

第5章 サティの受容

という構成。

サティのことをあまり知らなかったので、ふーん、、、という程度だったのだけれど、サティに興味がある人、その当時のフランスに興味がある人は、もっと楽しめるのではないかしらん?

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Bunkamuraザ・ミュージアムで本日から始まった、キャプテン・クック探検航海と『バンクス花譜集』展に行ってきた。

banks.jpgキャプテン・クック率いる1768年から約3年に渡る第一回太平洋航海に同行し、植物の採集を行ったジョゼフ・バンクス(1743-1820)が、現地で収集した標本と、画家に描かせたドローイングをもとにして作られた花譜集の作品を集めたもの。
展示の構成は、

第1章 ソサエティ・アイランズ―金星観測の成功
第2章 ニュージーランド―勇ましき戦士たちの島
第3章 オーストラリア―花咲ける太平洋
第4章 ジャワ―パーキンソン最期の地
凱旋帰国―『バンクス花譜集』の出版へ


となっていて、ロンドンを出発した一行がブラジルを回って、タヒチなどのあるソサエティ・アイランスで金星観測をし、ニュージーランド(ここで測量をおこないニュージーランドの正確な地図が作られた)、オーストラリア東海岸、インドネシアのジャワと巡って、インド経由で再びロンドンへ、という航海の後を辿った形。

一部、キャプテン・クックの航海と同時代の地図や地球儀、彼ら一行が出会ったマオリやアボリジニーといった原住民の文化を示すものなどの展示もあったけれど、大半は植物の絵。葉脈など細かい所も丁寧に描かれていたけれど、縮尺がわからず(絵の大きさは同じ)実物の植物を想像しづらく、正直途中で飽きてしまった(汗)。

バンクスらの約3年の航海中には、オーストラリアでの船が座礁してしまったり、画家のパーキンソンがジャワ島で命を落としてしまったりと、様々な出来事があったようで、そのあたりの探検譚に興味がわいた。
以前『紅茶スパイ』を読んで面白かったから、またプラント・ハンターものの小説、読んでみようかな。

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2017-06