Small Talk 2
旅の記録 + ちょこっと日常のあれこれ を綴ります
ビアトリクス・ポター生誕150周年 ピーターラビット展@Bunkamuraザ・ミュージアム
2016/08/21
Sun. 16:19

構成と、展示作品の感想などをメモ。
プロローグ
ピーターラビットの生みの親、ビアトリクス・ポターは、1866年ロンドン生まれ。上流階級に生まれ家庭教師により教育を受ける。
ペットの暗号で日記を書いていたらしく、その一部が展示されていた。
1章 ピーターラビットの誕生
ビアトリクスの家庭教師の息子が病気のときに、4匹のうさぎの絵手紙を描いて贈ったことがピーターラビット誕生のきっかけ。その手紙を受け取った少年は大事に保管していたとのことで、その写しが展示されていた。
『ピーターラビットのおはなし』は最初は自費出版され(私家版と呼ばれる)、安く制作するため手のひらサイズの大きさで、白黒刷りだった(なお、出版社に持ち込んだときにも、手軽に手に取れるようにと言っていたが、断られていたようだ)。
2章 絵本シリーズの世界
『グロースターの仕たて屋』、『りすのナトキンのおはなし』(大きな尻尾を帆にして川を渡る絵がかわいい)、『ベンジャミン バニーのおはなし』(玉ねぎをおみやげにするピーター(↑)がいじらしい)、『2ひきのわるいねずみのおはなし』、『ティギーおばさんのおはなし』、『パイがふたつあったおはなし』、『ジェレミー・フィッシャーどんのおはなし』(蛙が主人公。キモカワイイの元祖?)、『こわいわるいうさぎのおはなし』、『ずるいねこのおはなし』、『モペットちゃんのおはなし』(ねずみを捕まえる子猫モペットちゃんがかわいい)、『こねこのトムのおはなし』、『あひるのジマイマのおはなし』、『ひげのサムエルのおはなし』、『ジンジャーとピクルズやのおはなし』、『のねずみチュウチュウおくさんのおはなし』、『カルアン・チミーのおはなし』、『こぶたのピグリン・ブランドのおはなし』、『まちねずみジョニーのおはなし』などの口絵、挿絵がたっぷりと展示されていた。
3章 ビアトリクス・ポターの人生
湖水地方のスケッチのほか、ビアトリクス・ポターの肖像画、彼女が使っていたパレットなどが紹介されていた。
農場経営にも積極的で羊のブリーダーもしていたというのは驚き。彼女が暮らしたヒルトップ農場は、ナショナル・トラストにより管理され、今でも当時の状態を保っているのだという。
おはなしの内容は意外とダークだったりするけれど(ピーターのお父さんはパイにされてるし・・・)、ほんわか優しい挿絵たちに、癒されました。
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