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旅の記録 + ちょこっと日常のあれこれ を綴ります

【バルト&アイスランド旅行:7日目 アイスランドのゴールデンサークル】


本日は、アイスランドに旅行に来て、ここを訪れない人はいないだろうというくらいメジャーな観光ルート、ゴールデンサークルを訪れるツアーに参加。旅行会社は昨日と同じ、Iceland Horizon。ツアーグループのメンバーは15名ほど。
day7-1.jpgゴールデンサークルのツアー内容は、旅行会社によって少しずつは違うのだろうけれど、
1) “地球の裂け目”であるシンクヴェトリル、
2) 間欠泉の語源となったゲイシールと、
3) 壮大なグトルフォスの滝、
この3つはどこの会社のものも必ず含まれているようだった。


こちら(←)は、レイキャビクから少し走ったところで車窓から見えたパイプライン。何が運ばれているかというと、なんと温水(お湯)。
アイスランドでは水道管は冷水用と温水用の2本に分かれているのが普通のことらしい。ゲストハウスで蛇口をひねって出てきた冷水はフレッシュな水でそのまま飲め(アイスランドではペットボトルの水を買わなかった)、シャワーはなんとなく温泉っぽい感じがしたのは、こういうからくり(?)があったのか・・・

ワタクシたちが最初に訪れたのは、ケリズ火山湖
3,000年ほどまえの噴火でできた火口にできた湖。紺碧の水面が印象的。
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続いて訪れたのは、グトルフォスの滝。現地の言葉では“黄金の滝”の意。
滝の幅は約72メートル、2段に分かれて氷河から溶け出た大量の水がしぶきをあげて落下していく。
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この豪快な滝も、20世紀初めに持ち上がった外国資本で水力発電所を造る計画が実現していれば、ダムとなって沈んでしまっていたかもしれなかった、とのこと。
この計画に反対した農夫の娘(少女)が、「この滝が外国資本に買われたりしたら、滝に身を投げます」と訴え、資金調達難なども重なり、その計画は撤回されることとなったのだという。
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続いて訪れたのは、ゲイシール
とはいっても、本家本元のゲイシール(間欠泉)は現在はほとんど活動していなくて、ストロックルと名付けられた新しい間欠泉が観光客の目を楽しませてくれている。
ストロックル間欠泉は、5~10分に一度くらい、30メートルほど温水が吹き上がる。
まだか、まだかと期待しながら、ボコボコと温水が湧き上がる口を見ているだけでも飽きない。
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じゃじゃーん!高く吹き上がったぞー!!!
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最後に訪れたのは、シンクヴェトリル国立公園
“ギャウ”と呼ばれる大地の裂け目が幾筋も走り、裂け目の岸壁はそれぞれに荒々しい表情を見せている
ここは北アメリカプレートと、ユーラシアプレートが生まれ東西に分かれていくスタート地点で、現在でも大陸は移動し続けており、毎年2センチメートルほどアイスランドは東西に幅を広げているんだとか。
海嶺が地上に出ているって、なんだか不思議。
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そしてこの“地球の裂け目”は、歴史的にも重要な場所で、世界で最初に民主議会“アルシング”が開催された場所でもある(それゆえ、ユネスコの世界遺産にも登録されている)。
930年にノルウェーから自由を求めて移住してきた人々が、ここで憲法を制定し、議会制民主主義をスタートさせたのだという。高い崖の底で声を上げれば、それが響いて良く聞こえたのだとか。
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アルシングが開かれた場所には、今はアイスランドの国旗がたなびいている。
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以上でゴールデンサークルの観光は終了。
レイキャビクに戻ってもまだ日が高かったので、レイキャビクの町をぶらぶらしました。
そちらの様子は、5日目(その2):ブルーラグーン&レイキャビクの日記へ。


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2024-03