Small Talk 2

旅の記録 + ちょこっと日常のあれこれ を綴ります

rudolf2-1.jpgBunkamuraザ・ミュージアムで開催中の、『神聖ローマ皇帝ルドルフ2世の脅威の世界展』に行ってきた。
ハプスブルク家の神聖ローマ皇帝ルドルフ2世(1552-1612)は、ウィーンに生まれたがスペイン宮廷で育ち、父の死後24歳で即位。帝国の都をウィーンからプラハに移し、そのプラハの宮廷に芸術家たちを集め、美術品、工芸品や化学機器、自然物を収集したコレクターとして知られる。
最も寵愛され活躍した宮廷画家はアンチンボルト、鳥獣画を得意としたオランダの画家ルーラント・サーフェリーも皇帝のお気に入りだったとか。プラハ城の庭には南国から連れてこられた動物や鳥が飼育され、宮廷に集まった人たちの中には、天文学者ブラーエケプラーも含まれていたという。

ルドルフ2世の死後即位した弟マティアスは都を再びウィーンに戻したが、プラハに残ったコレクションはその後30年戦争に勝利したスウェーデンにも多く持ち帰られたようで、スウェーデンのスコークロステル城の所蔵品も多く展示されていたのが興味深かった。この展覧会のポスター(→)にもなっている、アンチンボルトの『ウェルトゥムヌスに扮するルドルフ2世』も、スコークロステル城の所蔵。

展示は、
プロローグ ルドルフ2世とプラハ
第1章 拡大される世界
第2章 収集される世界
第3章 変容する世界
エピローグ 驚異の部屋

という構成。

“驚異の部屋(クンストカンマー)”とは、15~18世紀にヨーロッパで作られていた、様々な珍品を集めた陳列室。ルドルフ2世は、プラハ城(当時の王宮)の南翼と北翼をつなぐ回廊を作り、クンストカンマーとして膨大なコレクションを陳列していたとのこと。
“ユニコーンの角”として取引されていた北極海などに棲む哺乳類「イッカク」の牙や、貝や天然石を加工し金細工を施した食器、からくり時計などがあり、なかなか面白かった。

最後に、写真撮影OKな特別展示、アンチンボルトの四季を再現(?)した、フィリップ・ハースの作品が(↓)。
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正直、あまり好みの絵はなかったのだけれど、ルドルフ2世という人物や、当時の歴史的背景には、おおいに興味をそそられた展示でした。
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ネパール旅行 : 7日目(その2) 

2018/01/02
Tue. 18:35

【ネパール旅行 : 7日目(その2) バクタプル】


nepal7-11.jpgチャング・ナラヤンから車でバクタプルへ移動。
バクタプルは、15~18世紀にマッラ王朝時代に都が置かれていた古都。ネワール文化の中心都市でもあり、赤茶色のレンガの建物が並ぶ町並みは、ベルナルド・ベルトルッチ監督の映画『リトル・ブッダ』のロケ地にもなった。

外国人観光客は、このゲートの中のダルバール広場に入るには、1,500ネパール・ルピーを支払わなければならない。
ネパールの物価を考えると、かなり強気の値段設定、外国人だからこそ出せる金額。

バクタプル観光の前に、眺めの良いレストランで、腹ごしらえ(ランチタイム)。
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このネパール旅行の最後の食事にふさわしく、ダルバート・タルカリをいただく。
バクタプル名物のズー・ズー・ダウというヨーグルトがデザートに出た。見た目は普通のヨーグルトだけれど、濃厚でとても美味しかった。「ヨーグルトの王様」と言われるだけはある!
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こちらはゴールデンゲートと55窓の宮殿(↓)。
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こちらも55窓の宮殿(↓左)。木彫りの窓枠がとても精巧で美しい。
そのお隣は広場に面した寺院。2015年4月の地震の影響が色濃く残っている。
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バクタプルは陶工の町としても有名とのこと。かまどで焼く前に天日干しされている器がずらりと並んでいた。乾季のこの時期は、よく乾きそう。
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こちらは、ニャタポラ寺院から見たトウマディー広場バイラヴナート寺院
5層の屋根をもつニャタポラ寺院は、カトマンズ盆地で最も高い寺院とのこと。階段のところにある像は、下から戦士(人間)、象、獅子、グリフィン、女神が対になっていて、それぞれ一つ下のものの10倍の力を持つといわれている。つまり、女神は人間の1万倍の力を持つ、ということ。
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こちらはマッラ王朝時代の最も古い町並みが残るタチュパル広場ダッタトラヤ寺院。ダッタトラヤは、ヒンズー教の3大神、ブラフマー、ヴィシュヌ、シヴァが一体になったものなのだとか。
この広場の近くには、木彫美術館があり、美しい孔雀の窓が見られる。
周囲の売店ではこの孔雀の窓のレプリカが売られていて、よくできていたので、興味のある人はお土産にいいかも。
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バクタプルは、カトマンズより地震の被害が少なかったようで、古都の風情がたっぷり感じられ、タイムスリップした気分になれた。
ヒンズー教のお寺での初詣(?)も、良い思い出になった。

これにてバクタプルの観光、そしてネパールの観光もすべて終了。
カトマンズに戻り、空港へ。帰りは予定通り、ソウル経由で日本に帰国。

山あり、野生動物あり、古都あり、と盛りだくさんだったネパール旅行。
今回はあまり歩かなかったので、体を鍛えて(?)、次回はぜひともトレッキングにも挑戦したい。

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ネパール旅行:7日目(その1) 

2018/01/01
Mon. 12:08

【ネパール旅行 : 7日目(その1) ナガルコット&チャング・ナラヤン】


2018年という新年をナガルコットで迎え、初日の出はエベレスト越しに!と思ったのだけれど、今日はあいにくの曇り空。
日の出前、ウロコ雲が美しかったので1枚パチリ
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初日の出が雲の間から顔を出した。
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ホテルのテラスからヒマラヤを臨む。雲が多くて稜線がはっきりしないけれど・・・
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ナガルコットから少し離れたところにある、チャング・ナラヤンという古いヒンズー教の寺院へ。
ここは4世紀にはすでに寺院が開かれていたとされ、ネパール最古のヒンズー教寺院と言われていて、世界遺産に登録されている。
参道が始まるところには、井戸?沐浴場?があった。乾季なので水はなかったけれど、ひょっとしたらまだ現役で使われているのかも???
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参道沿いにはみやげもの屋が立ち並び、実際に店先で曼荼羅を描いていたり、木彫りをしていたりと、実際の作業を見ることができてなかなか興味深かった。
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こちらは参道を上がったところ、チャング・ナラヤン寺院の本殿の後ろ側。
古い寺院だったが、イスラム教の王朝だったムガル帝国時代に破壊されたこともあり、現在の本殿は1702年に建てられたもの。2015年の地震でも被害を受けたが、修復は終わっていた。
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こちらが本殿の正面(↓左)。本殿正面の左手にあるガルーダに乗ったヴィシュヌ神(↓右)は、以前の10ルピー紙幣のデザインにも使われていたという。
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(その2)へ続く。

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ネパール旅行:6日目 

2017/12/31
Sun. 18:08

【ネパール旅行 : 6日目 チトワン → ナガルコット】


6日目は移動日。
チトワンからカトマンズ経由でナガルコットというヒマラヤ展望で有名な村まで、また悪路をひたすら走った。
道の悪さに加え、カトマンズ近郊では酷い渋滞があり、これまた時間がかかる。

いわば道の駅、道路沿いの休憩スポットには、露店がずらり。インドでもよく見られるサモサのようなものや、シロップがたっぷりかかった甘い甘い揚げ菓子などがよく売られていた。
ガイドさんがみかんを買ってくれ、のども乾いていたので早速いただく。種は大きかったものの、甘酸っぱくて美味しかった。
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バイクも多く、二人乗りはフツー。
町が埃っぽいのは、こういう工事が多いせいもありそう(↓右)。
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お昼の食事休憩込みで、約9時間かかってナガルコットに到着。
日の入りにはなんとか間に合い、急いで展望台へ。
展望台の周囲には木々も山々を見るにはちょっと邪魔なので、展望公園には櫓のようなものが建てられている。ここに上ると、かなり目線が上がり眺めがよくなるので、高いところが苦手でない人はぜひ、上ってみることをお勧めする。
カトマンズの近くにあるランタン・リルン(7,246m)はくっきり。
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パノラマ。この日はスーパームーンということもあり、東の空には白く大きなお月様が。
ただ、ポカラと比べると、山々が遠く、ちょっと物足りなさを感じなくもない。
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沈みゆく夕日。2017年最後の夕日です。
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この日の宿泊は、クラブ・ヒマラヤという高級ホテル。大晦日ということで、レストランではスペシャルディナーがふるまわれ、夜は22時過ぎまで音楽が鳴り響いておりました。

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ネパール旅行:5日目 

2017/12/30
Sat. 14:53

【ネパール旅行 : 5日目 チトワン】


今日は、チトワンのハイライト、エレファント・サファリからスタート。
朝霧の中(雨が降ったのかと思うほど地面が濡れていた。それだけ気温の寒暖差が激しいということなのだろう)、象に乗ってジャングル(?)へ。象の背中には人が座れる鞍がセットされている。象の大きさによるが、ゲストは3~4人乗ることができる。
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まず遭遇したのは、猿。しかし動きが早く写真には収められず。
続いて、シカ。このジャングルには4種類のシカが確認されているそう。
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そして、インドサイにも遭遇!大きいぞー。
このチトワンでは300頭弱が生息しているらしいけれど、密猟で数は減ってしまっているのだとか。
朝早いからか、1頭は完全におやすみモード。それを良いことに、象はぐんぐんとサイに接近。ジープサファリだとここまで近くには寄れなかったんじゃないかなー。
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こちらはクジャクとの競演。
1時間弱のサファリで、4頭のサイを見ることができた。1頭も見られないこともあるので、そこそこ運は良かったのかも。
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残念ながら、ベンガルタイガーには遭えず。まぁ、めったにお会いできないとのことなので、ここはスッキリさっぱり諦めましょう。

エレファント・サファリの次は、象についていろいろ説明を受けるセッションに参加。
nepal5-8.jpg象の寿命は80年ほど。一生のうちで歯は6回生え変わり、この歯がダメになると食べ物を食べられなくなって死んでしまうという。
象が1日に食べる食糧は150~200㎏。野生の象はエレファント・ストローという植物を食べているが、ここで世話をされている象たちは、中に米や麦、塩などの入った餌を食べているとのこと(↓)。nepal5-9.jpg
象はとても賢く(頭部が大きいのは伊達ではなく、ちゃんと脳みそが詰まっている)、この餌の中に米が入っている美味しいものと、入っていないものを、鼻でかぎ分けられるのだとか。この話を聞いて、「かわいそうなゾウ」の物語を思い出した。上野動物園の象も、毒入りの餌は食べなかったと書いてあったっけ。

象の足跡から象の大きさがわかる=象の足跡の周囲の長さを2倍すると、その象の背の高さとほぼ同じになる=というデモンストレーションもあった。

ホテルで昼食をとり、午後からは牛車に乗って、タルー族の村を訪問
タルー族は、昔からこの地方に住んでいた民族だけれども、今はもう他の民族と同化してしまっていて、漁師をして生計を立てている人が多いのだとか。
この日はちょうど土曜日、学校が休みなので(といっても義務教育ではないので学校があったとしてみんなが学校に通っていたかどうかはわからず)、村には子供たちがたくさんいた。

このあたりの伝統的な家には窓がないとのこと。日が入ると暑い、動物に襲われにくい、などの理由もあるけれど、蚊が入らないように、というのが一番の狙いらしい。今は根絶できたが、数十年前まではマラリアが深刻だったとのこと。ホテルの部屋にも、虫よけクリームがアメニティとして用意されていたのも、その名残なのかもしれない。
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ハンモックには赤ちゃんが眠っていた。写真の少女はその赤ちゃんのお姉ちゃん。目がキラキラしていてとても可愛い。
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続いてのアクティビティは、カヌーでの川下り
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水鳥が少しと、遠くにワニが見えた。
もう少し近くでワニが見られると思っていたので、正直なところ、この川下りはちょっぴり期待外れ。
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川下りを終え、少し川岸を歩いていると、ベンガルタイガーの足跡らしきものを発見。
ガイドさんいわく、2,3日前のものなのでは?とのこと。やっぱり、運が良かったらここチトワンでもベンガルタイガーを見ることはできるのだろう・・・え?諦めが悪いって?!

アクティビティの最後は、ワニを保護・飼育している施設へ。
卵から孵化したのち、ここでしばらく育ててから川へ放すとのこと。狭いところにけっこうな数のワニが入れられているので、ケンカをしてケガをしたワニもいて、そういうワニは野生に戻しても生きていくことができないので、繁殖用としてここで一生を過ごすとの説明も。
ワニの飼育施設の隣の公園に、イノシシが。これは野生から、町に出てきたものと思われる。
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チトワンでの観光はこれにて終了。
インドサイはばっちり見えたので、悪路はるばるここまで足を延ばした甲斐がありましたー

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2018-02